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【所長コラム】上海レポート

2017.12.21


上海IT事情

今の中国ITがものすごく発達している。電子マネーが浸透し、現金がほぼなくなった

いろんな方から、この話を聞き、自分の目で確認したい!体感したい、そして伝えたい!

という想いで、上海に行ってきました。

上海

 

 

上海では、私が顧問をしている会社の上海在住中国人社長、取引先の中国法人の社長、中国で起業されている日本人の方、友達から紹介していただいた中国人・日本人から江蘇省の役所で働く中国人の方まで、計8人の方に会いに行き、仕事の話や中国事情をお聞きしてきました。

中国では『WeChat Pay』(日本でいうLINEのようなSNSアプリにモバイル決済機能がついたもの)と『Alipay』(日本でいうところのamazonのようなアリババによるモバイル決済機能)の2大モバイル決済サービスが浸透しています。

現金を持たない中国人社会を体感するためあえて日本円を中国元に両替することなく、WeChat Payクレジットカードのみ中国に渡りました。

街中では、皆スマホでモバイル決済をしていました。携帯で「ピっ」とすれば、紐付けされた銀行口座からすぐに落ちる仕組みで、日本のデビットカードがスマホで簡単に使えるイメージです。

驚くべきは、その仕組みが、完全に社会全体に浸透していること

日本でも私のスマホで、電車やタクシー、コンビニ支払いなどで使えますが、完全に次元が違いました。どの飲食店でも、小さいお土産屋まで、すべてのお店でも使えました。

私が利用したお店では、クレジットカードも現金も使えないお店もありました。
電子マネー社会は、釣り銭がいらない、偽札が使えない、小銭がいらない。などのメリットも多く、

友人との割り勘でも、スマホから送金が手軽にできるので(しかも送金手数料0!)非常に便利です。
支払う方も、支払いを受ける方も、自分のスマホで表示されるQRコードを相手に読み込ませ、金額を入力するだけで決済できます。

バーコードリーダーのような、特別な機械が必要ないのも、急速に広まった要因です。

上海交通事情

今回の中国視察で、もう一つ試したかったのが、乗り捨てできるシェア自転車です。

中国といえば、街中を走るものすごい数の自転車のイメージですが、今の中国では、ほとんどの街中の自転車がシェア自転車に置き換わり、マイ・チャリに乗っている人は見かけませんでした。

↓街中至る所にシェア自転車が置いてあります(黄色がofo、オレンジ色がMobikeという会社の自転車)

シェア自転車

 

アプリの位置情報で、どこに自転車があるのかを探すことができ、スマホを自転車のQRコードにかざすと、「カシャン」と鍵が解錠されます。
この「カシャン」と解錠された瞬間は感動ものでした!

その瞬間から、乗車時間と現在の自転車の位置がGPSで記録され、あとは、好きなときに、好きな場所に、乗り捨ててOK。

街中の自転車

鍵を施錠して、アプリで終了を押すと、その使用時間などによって、モバイル決済により課金されます。面倒な店舗受付や手続きもありません。

シェア自転車アプリ

電車やタクシーは日本よりも安いです。
地下鉄は1号線、2号線・・・と名称もわかりやすい。(日本の○○線という呼称は、土地勘ある人でもわかりにくい!)

地下鉄路線図

自動車は、至る所に監視カメラがあり、スピード違反は自動的に罰金の通知が送られてきます。また駐停車禁止も日本より厳しめで、ドライバーは街中で停車する場所にもかなり気を遣っていました。
高速で暴走する車もなく、日本より交通マナーは良かったです。

新幹線やリニアモーターカーにも乗りましたが、40元(800円以下)。安い!速い!

リニアモーターカー

大阪でも、橋下府知事時代に、梅田と関西空港を約10分でつなぐリニア構想がありましたが、実現していたら、大阪の観光事情が変わっていたかも知れません。

 

上海婚活事情

週末の人民広場(大きい公園)で、親同士の婚活が行われている。こんな情報を現地で仕入れたので、行ってきました!人民広場中国の公園と言えば、太極拳をしているイメージでした。

人民広場婚活の様子

 

そこには、衝撃的な光景がありました。

公園内に広がる無数の傘!広げた傘の上にプロフィールと相手に求める条件を書いた紙が貼られておりました。その紙を見て親同士で婚活の話をしているようです。そこに求婚者本人の姿はありません。異様な光景でした!

ほとんどの女性が求める条件として身長170cm以上とあり、身長が170cmに満たない私は、13.8億人もの人口がいる中国に渡ったとしても、身長で足切りされるという悲しい現実を目の当たりに(笑)
面白いネタを仕入れることができました!

中国信用事情

中国では、個人の格付け社会が進んでいるとのこと。仕事や学歴といったステータスや、アリババでの購買履歴、支払い遅延履歴などで、個人の信用がポイント化され、格付けされています。その格付けによってシェア自転車が無料となる等の様々な特典が受けられます。

現地の日本人に見せていただいた就労ビザにも【B】(なかなかとれるのは難しいそうです)という格付けが書かれていました。

今後は格付けが上がらないと外国人のビザ更新も難しくなるようです。

上海会計事情

中国で使用される『発票』と呼ばれる領収書は、税務局が指定した用紙、システム、プリンタを使って印刷しなければならず、そのシステムの使用により売上金額も税務局に把握されるとのこと。

合理的な税務行政です。

すべてが合理的

これは、私が今回の上海視察で感じた一番のキーワードです。

中国は、それがいいのか悪いのかという議論は置いておいて、良くも悪くも共産党一党独裁。
『モバイル決済を進める!シェア自転車に置き換える!』
トップが方針を決めると、その実行力とスピード感が半端ない

現金をなくしすべて電子マネーにする事で、国民のお金のやりとりや所得把握も容易になる

日本では、既得権益や、業界団体からの圧力、プライバシーだとか、リスクだとか、忖度だとか、規制が多すぎて、なかなか前に進まない。スピード感と実行力に欠ける。
このままだと、IT社会に関して、日本はどんどん、離されていくと思います。

上記のような背景の中、日本全体の政治や社会を変えることは難しいが、このようなトップの方針による実行力とスピード感・合理化は、我々中小企業の規模であれば可能です

当事務所の顧問先には、中国人経営者、中国から仕入をしている会社、中国に輸出をしている会社、中国人向けサイトを運営している会社などがあり、中国の話をお聞きする機会は多かったのですが、百聞は一見にしかず。自分の目で見て、体験することで、それを伝える事ができました

中国と言えば、日本のマスコミも、食品偽装や、脱線した新幹線をそのまま埋めたとか、そういう所ばかり報道しますが、IT先進国という側面はあまり報道されていません。

私は税理士として、お客様からWeChatPayやAlipayを導入したい!という相談があっても、「中国のことなので知らない!」と言うのではなくて、何事にも関心を持って、今後とも情報収集に努め、自らが体験し、学んだ事をどんどんお客様に情報提供していきたいと思います! 

スリーウェル経営
代表税理士 酒井敏行

 

所長コラム12月1

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