【所長コラム】カスタマージャーニー
2017.11.15
前回のスリーウェル通信でご案内介いたしました『経営力向上計画で稼ぐ力アップ!』セミナーですが、満員御礼にて無事に開催されました。ご参加頂きました方々ありがとうございました。
5年間の経営パスポート
平成28年7月1日に施行された中小企業等経営強化法にもとづいて、「経営力向上計画」制度が始まりました。
中小企業者等は人材育成・コスト管理等のマネジメントの向上や設備投資など自社の経営力を向上することを目標とする「経営力向上計画」を策定し、主務大臣の認定を受けることができます。
認定された事業者は、税制優遇や金融支援等の利用が可能となり、各種補助金等の申請においても必須または加点要件とされています。
この経営力向上計画は、提出後5年間有効なことから、5年間の経営パスポートとも呼ばれています。いざ補助金や税制優遇を適用しようとしたとき、「認定されるまでの時間がなくて、適用できなかった。」と、ならないためにも、当事務所では早期の計画作成を推進しています。
今回のセミナーでは、この『経営力向上計画』について、制度の概要や制定された背景、経営力向上事例の紹介やITを活用した経営改善事例まで幅広く解説させて頂きました。
経営計画作成20時間合宿
自社でも研修を開催しておりますが、私自身も多くの研修に行っています。税務や会計のみならず、経営や営業、マーケティング、金融関係、保険から健康関連まで、様々なジャンルで、自分自身が研修に行くことで、自社の『仕入』となります。
この『仕入』は自社の商品、サービスの品質向上になり、また新サービス確立のヒントになり、お客様に向けての様々な情報提供にもつながります。
11月の三連休に、朝から晩までびっしり三日間、経営計画作成合宿に行って参りました。高い志を持った会計事務所の代表者が130人!参加し、自社の数値目標からマーケティング、販売戦略・行動計画まで、3日間考え抜きました。
カスタマージャーニー
この合宿で行ったカスタマージャーニーというマーケティングの手法を1つご紹介します。
まず、実際に自社の商品やサービスを使ってくれるであろうモデルユーザー(ペルソナ)を創りだし、そのペルソナの年齢、性別から性格、経歴、置かれている環境までパーソナリティをイメージして設定します。
次に、そのペルソナが、どのようにして商品やサービスに出会い、関心を持ち、購入するまでの行動を想定して書き出します。
その行程において、どのタイミングで、どのようにアプローチをしていけば、我々の商品、サービスを知って頂けるのか、関心を持っていただけるのか、選んでくれるのかを考えます。
自社の商品・サービスの押し売りではなくて、あくまでカスタマーの立場から行動をシュミレーションして、どのように攻略するか戦略を立てる。そして行動計画に落とし込みます。
カスタマー(をイメージして)、ジャーニー(行動をイメージする)
これはどの業種で行っても、新たな視点が必ず見つかり、戦略を立てるヒントになります。
是非我々と一緒に経営計画を考えましょう。
スリーウェル経営では全力でサポートします。
スリーウェル経営
代表税理士 酒井敏行