【所長コラム】常に考える
2017.08.03
スリーウェル経営 代表の税理士 酒井敏行です。
所長コラムと題しまして、皆様のお役に立つような情報発信や
日々の税理士としてのたくさんのお客様と接している中での「良い気づき」などをお届けしています。
今月号もよろしくお願いいたします!
『常に考える』
岐阜県にある未来工業を見学してきました。
未来工業は、法政大学の坂本光司教授の著書『日本でいちばん大切にしたい会社』にも取り上げられ、テレビや書籍などでもたびたび取り上げられている会社です。
未来工業で検索すると、『ホウレンソウ禁止』とか『日本一休日が多い』とか『社員からの提案は500円で買い取る』などユニークな社風で有名な会社です。
社是は『常に考える』この一言だけ。
『ホウレンソウ禁止??』
この言葉だけ一人歩きすると、なんてコミュニケーションのない会社なんだ!と思われるかもしれませんが、社長によると、ホウレンソウなんて現場では当たり前にやっている。
わざわざホウレンソウやりましょう!などいうキャンペーンを行う事自体を否定しているだけとのこと。
『日本一休日が多い』のも、休日を多く取れば、どう仕事を回していくか、社員が自発的に考える。
どう効率的に仕事をするか『常に考える』。
『社員からの提案は500円で買い取る』
優秀な改善提案には数万円の報奨金を出し、採用されない案でも提案を出すだけで500円の報奨金がもらえます。
「この仕入材料を、これに代替すれば年間コストがどれだけ下げられる。」とか
「この自社製品のここを改良すれば他社製品と差別化できる」、
「今行っている事務作業のここをこう改善すれば効率が上がる。」というものから、
「玄関の受付にタクシー会社の電話番号を張っておけば、来られたお客様にとって親切」
というものまで様々です。
A4の提案書のフォーマットを見せていただいたが、現状の方法と改善の方法を左右に対比して記載した提案書(つまりただの文句ではない。改善方法まで含めての提案)を募集します。
工場の至る所にこの標語と、社員からの改善提案を掲示していました。
この提案報奨制度は社是を実践するための意識付で、すべてが『常に考える』に通じています。
『常に考えろ!』 でもなく、『常に考えましょう』でもなく命令でも推奨でもない、自発的な『常に考える』という言葉。
今まで以上に、『常に考える』
お客様企業(自社)の財務体質がどう改善するか
お客様企業(自社)の社員が心地よく過ごせるか
お客様企業(自社)の経営力がどう向上するか
お金と心と身体の三つをよく(WELL)する。
私がスリーウェルに込めた想いでもあります。
『常に考える』仕事以外でもプライベートでも常に意識しておきたい言葉です。
どうしたら、オモロい、楽しい、幸せな人生を歩めるのか
どうしたら、健康で長生きできるのか
どうしたら、私は結婚できるのか・・・(笑)
7月26日に42歳になりました。これからも宜しくお願いします。
(代表税理⼠ 酒井敏⾏)