【所長コラム】無駄遣いを取り返す方法
2018.07.25
デジャブ食い
ーでじゃぶぐい。昼に食べた組み合わせを、夜にも食べてしまう、
センスのかけらもない食事チョイス。流行る見込みはない。ー
先日、とあるゴルフコンペの昼食で、とんかつ定食を食べながら、追加で茄子のフィットチーネを食べました。
同テーブルでは“ややウケ”でしたが、『あれ?ランチ二回食うてる?』その異変さに横から気付いた隣のテーブルからは大爆笑でした。
これには僕なりの伏線がありました。
後半ホールインワンした時のために。
もしホールインワンした時に、その秘訣を聞かれ「ランチ二回食べたから」と答えられるために。
せっかく一生に何度かしかないホールインワンを成し遂げたのに、
「おめでとう。僕の友達もやったことあるわ。」なんて言われた日には喜びも半減ですが、
ランチを二回食べてホールインワンした人はたぶん他にはいない。
伏線を張る。ということ
ただホールインワンをするだけでなく、ランチを二回食べる。
というオリジナリティ要素を付け加えることで、オンリーワンになれる。話のネタになる。
その伏線作りのために、ランチを二回食べたり、ネタをまく意識はしています。
この日は惜しくも無く、ホールインワンにはなりませんでしたが、この伏線をどう回収するかです。
ただランチを二回食べた食いしん坊で終わるのか・・・
たまたまその夜に行ったロイヤルホストで、メニューを見たら、
とんかつ定食とフィットチーネを食べられるチャンスが回ってきました。
昼に食べた組み合わせを、夜また食べてしまう。あれ?これって見たことあるなデジャブ?
『デジャブ食い。』という言葉が生まれた瞬間でした。
これは、ただの食いしん坊な話ではなく、お伝えしたいのは、
“ランチを二回食って”ホールインワンした(してないけど)という唯一無二のオリジナリティをどう作っていくか、どうネタにするために、伏線を張っていくか。ということです。
広辞苑男子
広辞苑を買いました。枕元に松下幸之助さんの本を置いて毎日1つ、いい話を読む。
という経営者は多いですが、広辞苑は一日一語、新しい言葉を学習したり、
通勤の電車での読書にもオススメですね。(笑)
本に値段(原価)を記入する!
今日は無駄遣いしたなぁ。
飲み会に行ったけど全然おもろなかった。
このお店ハズレやったわ。
(僕はしないですけど)
ギャンブルして1万円負けたわー。
接待でお金も時間も無駄に使ったなぁ。
こんなときどうしますか?
僕は、本を買います。
そしてその出費を“取り返します”
買った本に¥5,000円 とか¥10,000円とか、その日した無駄遣いの金額に、その本の購入代金をオンした金額を記入します。
そして10,000円分得てやろう!という気持ちで本を読みます
私の社会人のスタートは大日本印刷株式会社という、
おそらく日本で一番多くの本を印刷している会社でした。
工場では、作者の想い、こだわり、一文字にかける情熱などお構いなしに、
ただの文字として、機械的にガンガン印刷されます。
そして多くの本の値段は、中身がどれほど価値があるのかないのか。
にかかわらず、紙やカバーの質でだいたい本の値段は決まっています。
500円とか、1,000円とか1,400円とか。古本屋に行けば100円でも200円でも本が買えます。
本によって得られる価値
この買った本を、本に書いてあることに刺激を受けて実践したり、
人に話したりできれば、5,000円にも10,000円にもそれ以上の価値になります。
その得られるものの『原価』と考えると、自分のした他の出費の値段と置き換えることで、
原価が設定され、それを取り返すためのリターン、アウトプットをどうすればいいか考える。
どう成果につなげられるかを考える。
企業経営で利益を出す構造にも似ていますね。交際費も広告宣伝費も試験研究費も、
しっかりと目的に沿って支出すれば、無駄にはなりません。
私が読むのは主にビジネス書ですが、全部をくまなく最後までは読みません。
『最後までちゃんと読まなあかん』このプレッシャーが本にビビって近づけない阻害要因です。
僕は大学受験の時に、速読・ナナメ読みというものをトレーニングしました。
本を見開いたら、右斜め上から、左斜め下に向かって、さぁーっと斜めに読んでいく。
- 重要そうなところ、
- タメになりそうなところ
- 自分の考え、やってきたことと一致してるところ
そのようなものがないかさっと見ます。
そしてじっくり読むとこはじっくり読む。
最近は(3)に良く共感します。
たとえば、私は日焼けが好きで、よく太陽の光を浴びに行きますが、世の中ではやれ紫外線だとか、
美白だとかで悪者にされがち。
特に最近の異常なほどの猛暑では熱中症には気を付けなければなりませんが。
最近読んだ脳科学の本にも書いてありました。
太陽光を浴びる効果は、脳からセロトニンというのが出て、幸福感、やる気、充実感がみなぎり、
これは『天然の抗うつ剤』とも呼ばれています。
たしかに、日焼けしてる人で、うつ病や引きこもりは聞いたことがありません。
#広辞苑映え
大迫力の飛行機を真下から見えるスポット
『千里川土手』に行ってきました。伊丹空港から少し距離がありますが、
最近は近くにコインパーキングもできて、行きやすくなりました。
ただ、飛行機を撮るだけでなく、広辞苑一つで、また違った趣の写真が撮れます。
インスタ映え。ならぬ広辞苑映え。
私の広辞苑活用法
『デジャブ食い』も、『広辞苑男子』も、『広辞苑映え』も、広辞苑に載っていないワードでした。
『広辞苑に載っていないことを確認。』
オリジナリティを追求するツールです。