所長コラム Vol.32 『税理士法人設立への想い』
2022.01.13
- 【 100年続く経営を目指して】
- 【税理士法人とは】
- 【お客様と共に歩む】
- 【次世代にどうつなげていくか】
【 100年続く経営を目指して】
平素は格別のご厚情を賜り、厚く感謝いたしております。
このたび、事業拡大により令和4年1月よりスリーウェル経営税理士法人として営業を開始させて頂きます事をご報告いたします。
スリーウェル経営の基本方針として「お客様の事業を100年支援するために、社員が長く働ける環境を作り、我々自身も100年続く経営を行う」ことを掲げております。
昨年末に酒井秀彰が税理士登録し、今年で津田公男が独立開業して45周年、酒井貞行が独立開業して40周年を迎えます。
また酒井税理士事務所と津田税理士事務所が合併しスリーウェル経営酒井・津田税理士事務所となってから、丸5年を経過することができました。
これもひとえに皆様の温かいご支援の賜物と深く感謝申し上げるとともに、我々自身も100年続く経営を目指し、税理士法人化に舵を切りました。
【税理士法人とは】
税理士法人とは、税理士2名以上が出資し、責任もやりがいも持ちながら経営する特殊法人です。
税理士資格は個人に与えられた資格のため、株式会社等では税理士業務は行えません。
税理士の業務については、税理士法の第2条に規定されており、税理士は他人の求めに応じ、租税に関し、①税務代理、②税務書類の作成、③税務相談を行うことを業とするとなっております。
これらは税理士の無償独占業務(税理士資格を持たない人が、報酬を得ようが、得まいがたとえ無償であっても税理士業務を行うことは法令で禁止されています)となります。
この税理士業務を行うことができるのが税理士又は税理士法人に限られています。
また税理士法人に出資をし、責任を負って経営に参画する税理士を社員税理士といい、その他の税理士を所属税理士といいます。
【お客様と共に歩む】
我々は、いままで様々な業種、状況でのお困りごとなどにご相談に乗ることで(新事業展開や新商品についてワクワクするようなお話もあれば、お客さんが取引先から酷い仕打ちを受けて、同じ気持ちで腹が立ったり、会社の清算に立ち会って一緒に悲しんだり、本当にいろいろありますが)
私どもの経験が増していきました。
様々な会社の事例、取り組み、経営者の姿勢や言動から学び、刺激を受け、成長してきました。
お客様と共に歩んで、我々も成長する姿をお見せし、伝えることでお客様に安心していただけるものと考えています。
今回の税理士法人化もその一環です。
スリーウェル経営のロゴを作りました。
・右肩上がり
・お客様と共に歩む
・躍進
などをイメージして作成しました
我々のお客様も、我々の会社も、会社の従業員も共に右肩上がりに成長していきたいと思います。
【次世代にどうつなげていくか】
100年続く経営を行うために次世代にどうつないでいくか。冒頭でも申し上げましたが、税理士法人化のキーの一つです。
私が、父の税理士事務所に入所したときは、父と母と従業員2人の事務所でした。
今は税理士4人を含む15人の大所帯となりました。これも酒井貞行税理士や津田公男税理士が土台を作っていたからで、ここまで成長することができ感謝しています。
しかしながら私が税理士の資格を取れるまでの7年間は本当に地獄でした。
この間に父に何かのことがあれば、税理士事務所は後継ぎがいない為倒産となります。
資格を取らなければいけないプレッシャーと逃げられない重圧。
環境が違えば、途中で逃げだして別の仕事に着いていたと思いますが、逆に税理士になった今ではその環境に感謝しています。
税理士法人化したメリットは、私の身にもし何かあっても即・倒産にはならない点もあり、従業員の雇用を守ります。
また個人の資格に依存する税理士事務所ではなく法人化することで、従業員の資格取得のモチベーションになればと思います。
税理士資格取得を目指し、
科目合格者から税理士有資格者へ、
税理士登録し所属税理士となり
経験を積んで出資や責任を持ちながら経営に参画する社員税理士に是非ステップアップすることを目標にして頂きたく思います。
一緒に経営する税理士を増やていき、次世代につなぐ法人組織を強化していきます。
また、税理士資格を目指さない者にも、いいところを伸ばして活躍できる、働き甲斐のある職場環境、仕事内容の充実を確立していきます。
お客様から感謝される機会を増やし、感謝される喜びと自分の成長をやりがいに感じて、社員一同共に成長して行ければと思います。
2022年もよろしくお願いします!
(代表社員税理士 酒井敏行)